体験談 / Emma

「いつも夫は私を責めてくる」は私の勘違いだったと気づいた話

ある日、Funスタコミュのイベントに参加した。

仲間たちと楽しく話をして過ごし、
ふとスマホをみると夫からLINEが来てることに気づいた。

「イベントって、人たくさんきてるん?コロナ対策はできてるん?」

このメッセージを見た瞬間、うれしくて、
そばにいた仲間に、思わずそのことを言ったくらい。




夫が私を〝心配してくれてるんだ〟と思って、ありがたいと感じた。

と同時に、

夫に心配かけたことに〝どうしよう〟と思い、

感染対策があること、少人数であること、

そして広い会場の写真を添付してすぐに送った。

しばらくして夫から『了解』と返信がきて、

〝安心してくれたのかな〟とほっとした。

そして
『心配かけてごめんね。ありがとう。』
と私の気持ちをのせてメッセージを送った。

その夜、今日の嬉しいを感じながら眠りにつこうとした時、

あれ?前に似たようなことなかったっけ?と、ある出来事を思いだした。




あれはコロナが蔓延し、
初めて緊急事態宣言がでた頃で、
世間ではマスクがどこも売り切れていて手に入らなかった。

そこで、残りのマスクは夫に残しておきたいと思い、私は使わなかった。

私はマスクが家にないと夫に怒られるような気がして、不安だった。

ある日、夫に「マスクある?」と聞かれ、
〝とうとうきた!〟と思って、ドキッとした。




この時、家にあったものを渡すことができ、

〝ない〟と言わなくてすんだことにほっとしながらも、

〝なくなったら、夫に責められる…〟と焦りを感じた。

ただ、世間にも夫にも、していない人は非難されるのでは、という不安は私の中にあった。

それから数日後、
夫から「マスクせーへんの?」と聞かれた。

〝していない〟と答えたら、きっと責められると思い、

『だって、残りのマスクは10枚しかないし、夫君いるでしょう?』と私はいった。

すると夫は

「コロナにかかったらどうするん?
 もしも、自分がコロナにかかったら、俺も仕事に行けなくなるねんで!」

と強い口調でいった。

今、ネットで注文していること、届くまでにもう少し日数がかかることを伝えて、
それが届いたらするよといったが、

「今あるなら、ちゃんとマスクして!!」と怒りながらいわれた。

〝そんなにキツくいわんでもよくない?
 なんで責められなきゃいけないの?
 あんたのためってなんでわからんの!
 ムカつく!!!〟




私の気持ちは全然理解してもらえないと悔しくてイライラし、

夫が目の前からいなくなると我慢していた涙があふれた。




今も以前も夫が伝えてくれていることはコロナ対策のことだ。

なのに、それを聞いた私の感情は、
今と以前で全く違ってることに気づいてビックリした!!

以前は夫のことを〝私を否定する人・責める人〟と思っていたから、

〝わかってくれない〟〝責められた〟と感じて悔しくてたまらなかった。

今は夫を〝私を大切に想ってくれている人〟と思っていて、

夫の言葉に〝嬉しい〟〝ありがたい〟を感じている。

さらに以前の出来事を思いだしても
〝心配してくれていたんだ〟〝大切に思われてたんだ〟と感じることが出来る。

〝夫は今も以前も私を大切にしてくれている〟




いつの間にか、そう思えるようになれたことが今とても幸せだ。

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