体験談 / 京子

「あの子と遊びたくない」一人遊びを続ける娘にママが心配したこと

娘が年中さんだった ある日、

幼稚園から帰ってくるなりポツリと呟いた

「もうA子ちゃんと遊びたくない」

えー!!

突然の告白に、びっくりした
 

なぜならA子ちゃんは

娘にとっては初めて出来た友達で

今までだって仲良く遊んでいたし

 

A子ちゃんママは私にとっても

初めて出来たママ友だったからだ

 

「なんで?!」

「ケンカでもしたの?」

 

焦った私は娘を質問攻めにした

 

ポツポツ語ってくれた娘の言葉から

分かったことは

 

気に入らないことがあると

すぐ泣いたり、怒って叩いてくるとか

 

貸してって何度言っても

おもちゃを貸してくれないのに

娘が使っているおもちゃは

力ずくで取っていくとか、、、

幼児にありがちなトラブルに感じた

 

そっか〜、嫌な気持ちになったんだね

叩くのはやめてって言ってもいいんだよ

 

アドバイスしながら

娘を抱っこしてヨシヨシした

 

けれど娘は語気を強めて

 

「もう遊ばなくていいの!楽しくないの」

「A子ちゃんと遊びたくないの!」

 

と言って、弟と遊び始めた

 

娘と息子のはしゃぐ声を聞きながらも、

胸の中にモヤモヤが広がっていった、、、

 

娘とA子ちゃんの仲が気になる

それからは毎日お迎え後に娘に尋ねた

 

今日は誰と遊んだ?

A子ちゃんとは遊ばなかったの?

 

娘は、あっけらかんと答えた

「今日も一人で砂場で遊んだ」

 

私は、だんだん不安になってきた

このまま娘に友達がいなくなって

誰とも遊べなくなったらどうしよう

 

幼稚園で ひとりぼっちになって

寂しい思いをしたらイヤだな、、、

 

A子ちゃんに悪いところが多少あっても

仲直りして、また遊んだらいいじゃん

 

せっかく出来た友達なのに、、、

 

そんなことを考えていた

 

ある日、お迎えの時にA子ちゃんママに会った

 

「最近、娘ちゃんが遊んでくれないって

A子が言ってるんだけど」

 

ヤバイ!

心臓がバクバクしてきた

 

私はオドオドしながら

娘が話してくれた内容を、

できるだけ言葉を選びながら伝えた

 

「えっ、A子が悪いってこと?」

「娘ちゃんってさ、

ちょっと繊細すぎるんじゃないの」

 

A子ちゃんママに言われて、

胸がギューっと苦しくなった

 

幼稚園の帰り道、娘と手を繋いで歩きながら

ふつふつと怒りがわいてきた

 

A子ちゃんママに、、、ではなく、

なぜか娘に、、、

 

自宅に着いた途端、感情のままに

娘に向かって言葉を発した

 

「A子ちゃんと仲良く出来ないから、

お母さん達も仲悪くなっちゃうじゃん!」

 

「お母さんがA子ちゃんママに

嫌われちゃったら、どうするの」

 

言い終えた私の目に映ったのは

ポロポロ泣いている娘の姿、、、

 

唇をぎゅっと閉じて大粒の涙を流していた

 

ハッと我に返ると、身体が震えてきた

 

娘を抱きしめながら

 

ごめんね!ごめんね! って何度も謝った

娘は私にしがみついて頷いた

 

最低、、、

私は何をやっているんだ

娘になんてことを言ってるんだ

 

情けなくて、申し訳なくて涙が溢れてきた

 

玄関に突っ立ったまま 抱き合って泣いた

 

あぁ、、、気づいてしまった

 

本音の本音では、

娘を心配していたんじゃなくて

 

私がママ友を失くすかもって

心配していたんだ

 

ひとりぼっちになりたくないのは

自分自身だったんだ

 

ママ友がいなくて、

園行事の時にひとりぼっちで

ポツンとしている自分を想像したら

怖くて、恥ずかしくて

 

だからA子ちゃんママと繋がっていたかったんだ

 

その不安解消のために

娘がイヤがっていてもA子ちゃんと

仲良くしてもらいたかったのかな、、

 

でも、、、でもさ、、、

それで娘は楽しい、、?しあわせ、、?

 

私は?

 

顔色を伺いながら付き合う関係でも

誰かと繋がっていたら安心? 心地いい?

 

心はNoと言っている

 

だけど、まだ不安は消えない、、

 

Funスタコミュで、このモヤモヤを投稿した

 

その投稿に対して

仲間がコメントしてくれた言葉を読んで、

ハッとした

 

「幼稚園っていう限定的な場所で友達いなくても、ひとりぼっちとは限らないですよね〜」

 

、、、ほんとだー!!!

 

え、ひとりぼっちって 何なんだろう

 

“ そこ ” で、誰かと一緒にいなくても

“ ここ ”では 友達がいたりする

 

“ 幼稚園 ”という場所にいる私を想像して

 

どう思われるか、相手から見えてるか、

そんなことばかり気にしていたけど

 

もっと“ 広い場所 ” で考えてみたら?

 

私が心を開いて話せるコミュの仲間

 

こどもはいないけど、

育児の悩みを聞いてくれる元同僚

 

娘たちが懐いている学生時代の親友

 

色んな人が浮かんだ

 

(私、ひとりぼっちじゃない、、、)

 

(無理にママ友を作らなくてもいいんだ)

 

そう思えてきた

 

ママ友と繋がっていることに拘るよりも

大切にしたいことは

 

娘が笑顔でいられること

そして、私も笑顔でいられること

 

無理をして、我慢して、誰かと繋がるよりも

自分が自然体でいられるほうを選びたいな

 

モヤモヤがスーッと消えていった

 

 

それからは、娘が遊びたい人と

遊んだらいいと感じるようになってきたし

 

ひとりで遊んだって聞いても

不安にならない

 

娘は自分の「楽しい」を

選んでいるんだなぁ〜と想像できるから

 

私も“ 誰かといる自分 ”になるために、

無理をしてまで

ママ友付き合いをしなくなった

 

こども同士が遊ばなくなったら

自然と離れていった人もいたけれど、

前のように不安にはならない

 

だって私は、ひとりぼっちじゃないから

 

すると、そのうち自然と友達ができた

 

こども同士も遊ぶけど

こども抜きでも誘ってくれる存在

 

幼稚園に行ってる間にランチしよう、って

 

その人は私のことを

 

“ 娘ちゃんママ ” ではなく

“ 京子ちゃん ” って呼んでくれている

 

自分の子の友達の親だから、じゃなく

幼稚園でのグループ作り、じゃなく

 

ひとりの人として

仲良くしてくれていると感じる

 

私も“ ママ友 ” ではなくて

ひとりの人として彼女を好いている

 

“ ママ友 ”がいないと不安、、という気持ちが無くなると、

のびのび自然体で過ごせる私になれた♫

 

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ブログをお読みいただき

ありがとうございます

夫婦関係、子育てなどで

悩んでいた私が

Funスタと出会ってから

自分と向き合う中で

ひとつひとつ悩みを解決し

より幸せを感じられる自分になるまでの

実話が本になりました

京子のリアルストーリーを綴った

体験本は↓こちら↓です

投稿者プロフィール

京子
京子
30代・専業主婦。
男女2人のこどもの母。

昔から自分に自信がなく
「世間一般」を尺度にして
生きてきた。

こどもが生まれてからは、
「〜であるべき」に縛られ
毎日イライラ…
楽しめない、笑えない…

そのうえ価値観の違いから
夫婦で言い合う日々が増え
人生最大のピンチ!

そんな時、Funスタと出会い
自分と向き合う中で
【本当の幸せとは何か?】を
探し始める。

たくさんの「べき」を
手放すうちに自分を許せる、愛せる、認められる私に
なってきた。

こどもや夫とも笑い合える、
あったかい仲良し家族に♡

驚くことに、家族以外の
人間関係も良くなってきた。

もっともっと幸せになる♫

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